戦女神ZERO
レビュー&感想(感想後半ネタバレ有り)
メーカー:
エウシュリー
シナリオ
★★★★★
絵柄
★★★★
システム
★★★
BGM
★★★
熱中度
★★★★
エロさ
★★★★
■ シナリオ ■
まず今作は、今までの作品で謎だった記憶を失った主人公「セリカ」の生い立ちを描いた物で、 それ故にシナリオが完結しないためプレイ後は不完全燃焼に追いやられてしまいます。
が、 その分を差し引いても非常にレベルが高い。
特に第四部(最終部)なんかは切なすぎてちょっと泣きそうになってしまいました。
ちなみに以前「過去作品はやっとくべき」と言ったのは、 第一部、 第二部ではその方がシナリオに重厚感が出るなと思ったための発言でした。
でも最後までやってみると、 意外と……別にやっておかなくてもいいなぁ……という感じ。
むしろ今作プレイすると確実に過去作品がやりたくなるので、 そっちの方が後で楽しめるかも。
■ 絵柄 ■
まあいつものエウ&ナスの絵柄です。 可愛いしエロいし格好いい。 文句ねぇだよ!
ちなみにCG自体もかなり綺麗ですが、 何よりボスキャラのドット頑張りすぎ。 今時この路線ってのもある意味かなり好感が持てて良いです。
■ システム ■
過去作品と比べると、 レスポンス、 戦闘システム、 成長システム、 全て
かなり
向上しています。
プレイする分には充分に満足できる質ですが、 それ以上特に言うこと無いので星は3つ。
■ BGM ■
僕は基本的に耳が腐ってるので、 何のゲームやってもテーマ曲以外ほとんど記憶に残らないのですが、 この作品では要所要所の音楽で血がたぎった記憶があります。
ただ戦闘曲の方ではほとんど記憶に残ってないや……全体的にはかなり良かったかと。 多分。
■ 熱中度 ■
熱中したよ! 第一部と第二部はなかなかやめ時が見つからなくて悩んだよ!
ちなみに第三部はハイシェラ様が好き放題やるシナリオなのですが、 選択肢が多くて多くて、 結局は攻略サイト見に行きました。(ヘタレ)
また難易度も適度で、 アイテムを適度に買っていれば、 「苦戦しても勝てる」ぐらいを楽しめるため飽きずに進められるかなと。
■ エロさ ■
セリカさん、 アンタとんでもないスケコマシですよ。
固有の女性キャラでエロシーン無いのは片手で数えられるぐらいですね。
実にエロいです。 前作みたいに僕を鬱にしなかったところも良かったです。(死)
総合評価はやっぱり面白いので★★★★★! やってない人にも是非お勧め。
ただ時間の消費は割と笑えないので、 無理はしないように。(無理した人からの助言)
以下ネタバレ。
なんてっか、 予想外だったのが
シャマーラが非常に良い。
この子、 来世(戦女神2)でセリカの元に返ってくると考えると、 何か非常に切なくて胸が温かくなった。
余程強い、 運命的な結びつきがあったんだなぁ……。
ってか「弟みたい」ってのをアピールしてたのは、 カヤの生まれ変わりって意味だったりするのかな?
カヤ → シャマーラ → マリーニャ……妄想っぽいけど、 もしそうなら個人的にはより幸せです。
んでね。 もう第一部。
鬱展開が過ぎて
、 もはやちょっと笑っちゃうよね。
顔有りの登場人物、 エカティカ以外全員が不幸になるとは思わなかった。
特にラウネー神官長とカミーヌは扱い酷すぎて……あそこまでいくと悲しいを通り過ぎるわw
しかも最後は裁きの炎の中で燃え尽きながらのファイヤーセックスだし。 何だあれは。 こっちはこっちでとんでもなく感動のシーンのハズが少し笑ってしまった。
結論:アクロバティックな鬱は時に笑いへと昇華する。
それから第二部と言えばアビルース。
こいつの名前って出た瞬間に聞き覚え有るなぁって思ったら戦女神1のアイツか。 サウンドノベルの方でしか知らないから名前しか記憶に残ってないんだけど、 こんな変態だったっけw
でもこれが同一人物なら、 後々に不老不死を目指す魔法使いとか言ってた割に、 ある意味既に不老不死達成しているような。(目指すも何も壊れ始めた瞬間から百年以上老人だし)
うーん……1の時点でこいつ女神のことを覚えてたっけなぁ……ってのがとにかく気になる。
ちなみに予想外だったのは、 アビルースからペルルを寝取っちゃったのマズいよなぁとか思ってたら、
アビルース的にはペルルにセリカを寝取られたと感じてたこと。
これも何か笑ってしまった。
第三部はハイシェラ様! 素敵ッス! 格好良すぎます!
な展開が延々続くんですけど、 とりあえずさ、 サティアの体で触手プレイ楽しんであげるなよ!w と。
後は
アムドシアスって絶対バカですよね。
いやいや良い意味ですよ。 某我と書いてオレと読むギルガメッシュ先生的な感じの愛すべきバカ。 しかも何故かツンデレだし。
しかもこの子もまた、2の時にセリカのこと覚えてなかったような気が……でもハイシェラ様のことだけは覚えてた様な気が……どういう記憶の抜け方してるんだよぅ。
んで最後に第四部。
シャマーラのことは最初に書いちゃったから省くとして。
ここはもうセリカが「忘れてはならないことだったハズなんだ……」って思ってるシーンでグッと来た。
本当に幸せだった頃はもう果てしなく過去で、 それからずっと絶望に絶望を重ねて、 記憶までボロボロに失って、 もう本当哀しくて胸が凄く切なかった。
まあ出会う女性と片端からセックスするわ、 後に使徒やら何やらでハーレム形成して、 連夜代わる代わる違う女とやり放題な未来が待ってるーとか思うと、 別にあんまり泣くところでもないなぁと思ったけど。
あああぁぁ、 言いたいこと大体言っちゃったー! すっきりー!
次の作品はエクリア登場からマリーニャ使徒にするトコロまでぐらい?
ラスボスは邪竜アラケールになるのかな……確かあれと闘って、 魔力の大半を失ったらしいし。
そうなると闇夜の眷属が住むエディカーヌなわけで、 ペルルとパズモ・ネメシスも再登場するかどうかってところかな?
それと空の勇士は後にディクシーって名前もらってアレなことになるわけですね。 しくしく。(冥色の隷姫)
お疲れさまエウシュリー! もうこのシリーズは発売次第、 速攻で買います。 迷いません。
それでは、 また次の機会まで!
This text was written by Yukihiro Hikaze. 2008/6/25
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